エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

0219:当たり前の幸せ

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           ◆◇◆ 当たり前の幸せ  ◆◇◆ 219号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜穂子です。

 

先週の日曜日の午後、あるドキュメンタリー番組を見ました。

 

難治性の、ある特殊なてんかんで、毎晩何度も発作と痙攣を起こし、まるで1歳の時から知能の成長が止まってしまったかのような小学六年生の男の子と、そのお母さんの日常を追ったもの。

 

そんな息子キヨ君に、あらん限りの愛情を注いでいるご両親とお兄さんの姿に私は心打たれました。そのお母さんのこの12年間の願いが、息子キヨ君に「母さん」と呼んでもらうこと。

 

食事のたびに「かあさん」という言葉をキヨ君に教えるお母さん。「かあ」まで言えるのに、次の「さん」がなかなか言えないキヨくん。

 

この当たり前な言葉、「かあさん」って呼んでもらえるのが母の最大の願い。
そして幸せだなんて、なんて重い現実なんでしょう。

(でも最後にはちゃんと「かあさん」って言えるようになりました! 次の目標は「とおさん」です!)

 

10年ほど前に、ケイシー療法をベースとして心の病や難病のケアに力を注いでいるデイビッド・マクミラン先生をバージニアビーチから招いたことがあります。

※デイビッド先生のお話は、心や精神の病へのケイシー流のアプローチを知る基礎になります。とても深いお話をされています。お話の内容は日本語のCDにしていますので、ご興味のある方はぜひどうぞ

 

その来日時、デイビッド先生がいつも世話している、ある子供さんのお話をして下さいました。1回だけ聞いた、しかも、古いお話なので、ちょっと話しが入れ替わっているかもしれませんが、こんなお話でした。

 

生まれつき、重い脳性麻痺を持っており、全く人とコミュニケーションができない男の子がいました。共働きで忙しいご両親に代わって、昼間はお祖父ちゃんの元に預け、祖父が彼の面倒を見ていましたが、あまりに重度だったので、ものがちゃんと見えているのか、耳がちゃんと聞こえているのかさえ、分からない。そんな状況でした。

 

ケイシー療法を知っていたご両親は、ケイシーのアプローチでオステオパシーをしたり、オイルマッサージをしたりと、できる限りの物理療法を試みましたが、彼に、良い効果が生じているのか、見た目では判断がつかないため、病院で脳波の検査をすることにしました。

 

ところが、彼にどんな言葉を聞かせても、音を聞かせても脳波計は全く反応しない。家族も医師も本当にがっかりして、誰もが、もうこの子には、人間の脳としての機能は残ってないのか、と思いかけ、計測を止めて帰ろうとしたそのとき・・・。

 

「じゃあ、○○ちゃん、グランパー(お祖父ちゃん)のところに帰ろうか」って男の子に話しかけながら近づいていったご両親は、驚くべきことを知ることになったのでした。

 

そのグランパーの「パー」に彼の脳波計は、大きく動いたんです。

 

死んでしまったと思われた彼の脳が、たった一つ、生きていること、ホントは全身で喜びを感じている人間であることを皆に証した、その言葉。

自分の名前にも、どんな言葉にも反応しなかった彼がただ1つ反応した言葉。

 

それは、毎日、自分を愛情深く世話をしてくれている「おじいちゃん」という言葉だったんです。

その大きく動いた脳波を示す部分を切り取って、それを孫からおじいちゃんへの初めてのクリスマスプレゼントにしたそうです。

 

フツーに暮らしていると、家族や廻りの人に対し「あれをして欲しい、これもして欲しい」と思ったり、「これもあれも頭に来る!」ってイライラ当たり散らしたりすることもありますよね。でも、それって、お互いが健康であるからこそ言えるわがままなのかもしれませんね。

私も、母の命がもうそれほど長くないと聞かされたとき「あと何回「お母さん」と呼べるんだろう?」「もう2度と、母の握ったお握りが食べらないんだ」って、心の底から哀しく思いました。

 

「かあさん」とか「おじいちゃん」と普通に言えること。そして、言ってもらえること。それがどんなに素晴らしく、幸せなことか。

有るときには気づかない、当たり前の幸せ。

 

ときに私たちは、そんな当たり前の幸せを、数えあげてみたほうがいいかもしれません。

 

 

それではまた!

 

(有)テンプルビューティフル メルマガ219号  2007年11月22日配信

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