エドガー・ケイシーを暮らしに活かす!ホリスティックの第一人者、Edgar Cayce専門サイトからあなたへ贈るメッセージ集

0421:フォーカスを変える

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      ◆◇◆ フォーカスを変える ◆◇◆ 421号
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(有)テンプルビューティフルの光田菜央子です。


夕べ、アンソニー・ロビンズのセミナーから帰ってきました。

朝、始まってしまえば休憩はほとんどなし。ノンストップで高いエネルギーを保った
ままアンソニーの機関銃トークとワーク。ときどき大音響の中で踊りまくり。毎晩、
ホテルの部屋に戻るのは真夜中の1時、2時すぎ。まともな食事は1度もとれず、
お腹が空いたらシリアルバーを囓りながら話しを聞く、といった6日間。でも疲労感
は全くなく、充実感と高揚感で無事、6日間を終えることができました。

アンソニー・ロビンズは、有能なビジネスマンで世界一のカリスマコーチ。
そして何より愛の人でした。

アンソニー・ロビンズの本は、原書はどれも分厚いのですが、邦訳出版される段階で
大部分が削除され、翻訳というよりは要約本となっています。この本はもとの原書が
薄く、比較的正確に翻訳されている1冊。おすすめです。
「人生を変えた贈り物」



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アンソニーのワークショップでは、何か問題を抱えている参加者がアンソニーとの
会話の中で自分の問点の核心に気づき、新しい自分にシフトしていくのを参加者全員
で共有する、というコーチングの時間が必ずあります。


ワークショップ3日目。
自殺願望が強いという女子大生が、アンソニーのコーチングを受けました。

冒頭あたりは私はトイレに立っていて全く話しを聞いていなかったんですが、座席に
戻ったとき、アンソニーが「ゲップ」ができたら自殺願望も消えるよと言い始め、
その女子大生にゲップの仕方を教えられると、1人のインド系の男性が立ち上がって
いました。


さて、そのインド系男性。
マイクを持ったとたん、ゲップのやり方ではなく、自分のこれまでの不幸話を突然
話し出しました。「自分も自殺願望がずっとある。お金もないし、就職活動をしても
仕事にありつくことができない・・・」と、アンソニーが相づちを打たないのに、息
を継ぐ間もなく、淀みなく自分話しを続けていきました。

2~3分彼が話したところでようやく、アンソニーが「ストップ!」

そして彼にこんなことを言いました。
「君の今の態度を見ていると、ボクが君の話を聞いているかどうか、どんな反応を
しているか全く頓着することもなく、勝手に話しを始め、そして話し続けた。

おそらく君は、自分の心の中で『不幸な自分話』を作ってしまっていて、それを何度
も何度も頭の中で繰り返したり、人に話をしてしまっている。

これの何が問題かというと、そういった自分で作った不幸なストーリーを繰り返して
いるうちに、その話そのものが自分のアイデンティティになってしまうこと。

そしてその不幸な話にエネルギーを与えてしまっている。いま君が話したことは事実
だと思う。だけども今の現実を作っているのは、君自身が頭の中で繰り返すその
ストーリーのほうなんだ」


そのインド系男性。

最初、話し始めたときの私の心の中のつぶやきは「なんだ?この男性は。自分勝手で
嫌な感じ」というものでした。

でも、アンソニーとの会話の中で、また、自殺願望があるという女子大生にゲップを
教える過程で、少しずつ表情が和らぎ、だんだんいい人に見えてきました。固かった
顔から笑顔が出てくるようになっていきました。


最終的に彼は、
「これまでボクの頭の中はゴミで一杯だったけど、頭の中のくだらないお喋りから
出るゴミを放り出した」とさっぱりした顔で席に着いていきました。

自殺願望があった女子大生の表情も変わりましたが、私には、そのインド系男性の
鋭い目つきがあっという間に優しくなっていったのが印象的でした。

そのときのことはちょっとだけ、ブログに書きました。



話し変わって5、6年前のこと。


高校を中退後約20年間、ずっと家に引きこもったままだという女性から電話をいただ
いたことがあります。(個人が特定できないよう、少し話しは変えています)

開業医をしている父親の教育が厳しく、兄姉2名は無事、医学部に進んで医者になっ
たものの、彼女は学業にも挫折。その後、自室に引きこもったまま、仕事もせず、
また、憎しみしか感じないという父親の庇護のもと、ずっと家で過ごしていました。

彼女も、上記で紹介したインド系男性のように、自分の不幸なストーリーにエネル
ギーを与え続けている人でした。


3日連続で電話がかかってきたので、私を含め、計3人が彼女の話を聞くことに
なりました。1回の電話が約1時間以上。3人それぞれに全く同じ話--父親が
いかに暴君だったか、自分がいかに不幸な子ども時代を送ってきたか、そしていま
どんなに自分が苦しんでいるか、私が相づちやコメントを入れる余白もないほど延々
と話しが続きました。


毎日1時間、誰が電話に出ても、よどみなく同じ話しができるということは、毎日、
何時間も何時間も頭の中で同じストーリーをエンドレステープのように流し続けて
いたのでしょう。仕事もしないで1日中、家で過ごしているわけですから、自分の
ストーリーに浸る時間はたっぷりあります。そしてアチコチのお店に電話しては、
同じ話を繰り返しているようでした(友人はとっくに無くしていました)。


彼女はアドバイスは求めていませんでした。もちろん言葉では求めてしましたが、
不幸でいることで得ているメリット(働かなくても親に養ってもらえる、人の同情を
買うことができる。自殺をほのめかすことによって電話を切らせない、など)がある
限り、不幸でいることのほうが彼女にとっては安住の地となっています。

引きこもりを正当化するための「変われない理由」も山ほどありました。


3年後、「どんな人生を送っていたい?」と聞いたとき、彼女はこう答えました。
「こんな私でも愛してくれる男性に巡り会って結婚したい」と。


アンソニーのワークショップでは、自分が心の中で何度も何度も繰り返している質問
や、作り上げている自分のストーリー、価値観に気づき、それを書き換える、という
ことに重点が置かれていました。


ここでアンソニーのワークの内容を説明するのは控えますが、ケイシーのリーディン
グでも自分の人生の中核に、霊的理想、精神的理想、肉体的理想を置くことの重要性
を説いています。


20年間、自宅に引きこもっていた女性も、父親を憎むことにエネルギーを費やす代わ
りに、そんな自分を20年間も養ってくれた父親を感謝することにエネルギーを使って
みたらどうなるでしょう?

父親がいかに暴君だったかを誰かに話すことに時間を使う代わりに、自分の未来の
希望を話してみたらどうなるでしょう?

「不幸な自分話」を頭の中で繰り返す代わりに、新しい理想的な人生のストーリーを
頭の繰り返してみたら、彼女の人生はどう変わっていくでしょう?

憎しみの代わりに、人を愛する、人に優しくするということを自分の中心、自分の
理想に置いたらどうなるでしょう?

そのとたんに、問題は父親ではなく自分。フォーカスすべきは父親の態度ではなく
自分の態度、ということになってきます。

心の中で繰り返す質問は「何故私はこんなに不幸なのか?」「何故、父親はこんな
にも暴君なのか?」ではなく、「どうやったら自分はもっと人に優しくできるだろ
う?」「どうやったらもっと人に愛を伝えることができるだろう?」に変わって
きます。

憎しみではなく、優しさや愛にエネルギーに送る。
これだけでも、ずいぶん、変わってくることは容易に想像できます。


アンソニーのワークに登場したインド系男性だけでなく、20年間引きこもっていた
女性だけではなく、生きていれば誰でも自分の中に誤ったストーリーを作ってしまっ
ています。


私もそうでした。


年末年始。ゆっくりとした時間のなかで、自分が心の中で作っているストーリーに
目を向けてみてはいかがでしょう?

自分がどんな質問を心の中で繰り返しているか、考えてみてはいかがでしょう?

そんな時には、下記が参考になります。


ケイシーが勧めた理想の設定の方法を学ぶDVD
「揺るがない自分をつくる」


アンソニーも紹介していた4つの質問
「ザ・ワーク 人生を変える4つの質問
(有)テンプルビューティフル メルマガ421号 2011年12月17日配信

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